仮面浪人は諦め、仕方なく大学の授業に卒業の必要なものだけに出席していた。やる気もなかったので当然のごとく成績は可のオンパレードである。当時は、サークルに参加するわけでもなく、アルバイトをするわけでもなく、はたまた勉強の専念するわけでもなく、ゲームとアニメとに時間を費やしていた。いわゆる、ひきこもりである。しかし、展望だけは決まっていて就職する気はなくもっぱら大学院進学を決めていた。しかし、それに向けての勉強はまったくしていなかった。